すべてのウェブサイト

Rilsan® PA11とは?

Rilsan® PA11:  ユニークな "C11炭素鎖"は、水素結合濃度が非常に高い結晶性をもたらします。広く一般に知られているポリアミド12と比較すると、より高い融点、優れた燃料およびガスバリア性、優れた衝撃特性を寄与します。ポリアミド11は、一般的な短鎖ポリアミドと比較してより優れた柔軟性と寸法安定性、およびより良好な衝撃特性を有します。

Rilsan® PA11は、ほとんどの加工方法(押出成型、押出ブロー成形、射出成形、回転成形)での加工が容易です。PA11マトリックスには、可塑剤、安定剤、着色剤、潤滑剤、耐衝撃性改良剤、ガラス繊維、炭素繊維などの無数の添加剤や充填剤が含まれています。ポリアミド11は広範囲の温度(-40℃〜+ 130℃)で使用可能です。

アルケマはフランス、米国、中国でRilsan® PA11を製造しています。

アルケマ独自のバリューチェーン

原料となるヒマシ油

アルケマは、トウゴマの種子から得られるヒマシ油を原料とするアミノ 11製造の世界的パイオニアです。これはつまり、ヒマシ油に含まれる炭素数 18 の成分を炭素数 11 (C11) と炭素数 7 (C7) の画分に特異的に切断する独自のノウハウを保持しています。C11 画分は、高度に特異的な一連の複雑な反応ステップを経て、アミノ 11 モノマー (アミノウンデカン酸) が生成されます。

その後、このモノマーを単独、または他のコモノマーと組み合わせて重合し、世界で最も高機能な部類に属するポリアミド樹脂が製造されます。

これらの樹脂材料は完全または部分的に植物由来/再生可能資源由来であり、化石燃料(石油)由来の従来のポリマーと比較して、気候変動に好ましい影響を与えます。詳細なLCA(ライフサイクル分析)については、お問い合わせください。

レガシー

第二次世界大戦中にフランスで発明された Rilsan® ポリアミド 11 は、現在に至るまでの自動車デザインの進化や、積層造形 (付加造形、3D プリンティング)、高圧深海油田開発、軽量化、 乗用車やトラック用途における金属やゴムの代替、次世代の高性能スポーツシューズなど様々な近代のイノベーションに必要不可欠なポリマーと考えられてきました。

さらに詳しく

Top