前処理

なぜリルサン®ファイン・パウダー・コーティングの前に前処理をするのか?

前処理は、被塗体にリルサン®を粉体塗装する前に必ず実施すべき重要なステップです。前処理の目的は2つ。まず、被塗体の表面を清浄にします。次に、プライマーを塗布します。プライマーにより、被塗体にリルサン®コーティングを強固に密着させることができます。リルサン®ファイン・パウダー・コーティングの優れた特性を引き出すには、適切な前処理が必要です。


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流動層浸漬法

流動浸漬塗装とは、パウダーを下から上に上昇する空気の流れによって浮遊させ、パウダーがあたかも流動する液体のような状態になったところに加熱した被塗体を浸し、被塗体にパウダーを付着、溶融硬化させて塗膜を形成する塗装方法です。リルサン®ファイン・パウダーは、予熱された被塗体と接触するとすぐに溶融し、被塗体の表面に膜を形成します。この塗装方法では、複雑な形状の部品でも一貫した厚みが得られます (1回の操作で内側と外側のコーティングが可能)。
流動浸漬は効率的で (100%転写)、直截的な塗装方法です。Rilsan® PA11 T/FBグレードはこの技術のために特別に開発され、さらにはカスタマイズされたプライマーも用意されています。
 


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Fluidized Bed Dipping 1.jpg Fluidized Bed Dipping 2.jpg Fluidized Bed Dipping 3.jpg

静電塗装法

静電塗装法は、帯電させたパウダーを常温で金属表面に付着させます。コロナスプレーやトリボスプレーガンなどの特殊なスプレー装置でパウダーを帯電させます。被塗体の金属部品をアースすることにより、帯電したパウダーが静電気力により付着します。続いてパウダーが付着した部品をオーブンに入れ、リルサン®ファイン・パウダーを融合させることにより、滑らかでピンホールがないコーティングを形成できます。静電塗装用には、Rilsan® ESとRilsan® ESYという2種類のグレードをご用意しています。

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Spray Process 1.jpg Spray Process 2.jpg

ミニコート法

アルケマは、小物部品のコーティングのために"ミニコート"という名称で塗装プロセスを独自に開発しました。例えば、ランジェリー産業におけるアジャスターのような小さな金属部品の(金属アレルギーを避けるため)には、このミニコート法を用いて特別に設計されたRilsan® MCグレードとRilsan® Techlineグレードによるコーティングがなされています。MCグレードは、平均粒子径が約50ミクロンで、非常に高い生産性と塗膜の厚みの制御を可能にします。

 

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リルサン®ファイン・パウダーの技術資料

リルサン®ファイン・パウダーによる粉体塗装について、詳細な技術資料をご用意しています(随時和訳予定)。各種加工技術や用途事例などのパンフレットをダウンロードできます。

 

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