アルケマは、2025年2月8日~10日にミラノで開催される、アイウェア業界をリードするMIDO見本市に出展します。
サステナビリティが単にサプライチェーン全体の環境負荷を減らすだけではないことを認識いただき、フレームメーカーに幅広い低炭素ソリューションを提供する私たちの取り組みをご覧いただけるよう、ホール4・ブースD07/09にてアルケマの材料エキスパートがお待ちしております。

アルケマは、75年以上にわたる天然由来であるヒマシ油を原料とした化学における独自の専門知識を生かし、アイウェア産業で使用されるアドバンスト・バイオサーキュラー(ABC)材料を開発しています。眼鏡、ゴーグル、保護眼鏡、その他の光学用途のフレームには、軽量性、耐久性、リサイクル性が求められます。
アルケマは革新的な、バイオベースの幅広いソリューションも展示します:
バイオベースのRilsan® Clear Rnew® 透明ポリアミド
アルケマは、フレームの射出成形用に開発された2つの主要な材料を提供しています。
Rilsan® Clear G850 Rnew®:アルケマのフラッグシップ材料で、バイオベースカーボンを45%含んでいます。特に射出成形用に設計されており、高級眼鏡フレームに最適です。
Rilsan® Clear G820 Rnew®:このグレードはバイオベースカーボンを62%含み、優れた耐薬品性を発揮します。流動性が高く、複雑なデザインでも射出成形が可能で、オーバーモールド成形にも優れています。
100%バイオベースのRilsan® PA11 ファインパウダー
透明性が必須でない場合、Rilsan® PA11材料は100%バイオベースのソリューションを提供し、自由な設計と容易なリサイクルを実現します。
また、3Dプリンティング向けのRilsan® PA11パウダーは、レーザー焼結(LS)のような粉末床溶融プロセスにおける認証標準材料となっています。この3DP技術を使用することよって、パーソナライズされたユニークなデザインのフレームを少量多品種生産することを実現できます。
アルケマが提供するポリアミド11ファインパウダーは、100%バイオベースでありながら、他の3Dプリンティング用プラスチックでは得られない柔軟性、剛性、耐衝撃性を提供します。
読書、サングラス、キッズ、スポーツ
眼鏡、ゴーグル、保護眼鏡、その他の光学用途のフレームには、透明でありながら柔軟なポリマーによる軽量性と高い耐衝撃性が求められます。アルケマは、軽量、高い透明性、快適性のための柔軟性、耐薬品性を提供する、最も幅広いバイオベースオプションのポートフォリオを提供しています。
フォーカス:Rilsan®ポリアミド11のカーボンフットプリント削減
ポリアミド11の製造チェーンにおいて、アルケマはトウゴマから得られるバイオベースの原材料(ヒマシ油)を使用しています。これは、化石資源由来のポリアリドと比較した場合、ポリアミド11のスコープ3上流における二酸化炭素排出量の削減に大きく貢献する主な要因です。
ポリアミド11の1KgあたりカーボンフットプリントがCO2換算で2kg未満に達したという2023年の発表に続き、アルケマは工場全体で再生可能電力を導入しました。その結果、ISO14040、14044、14067に基づいて算出されるポリアミド11のカーボンフットプリントは、2025年初頭には製品1kgあたり1.3kg-CO2に達する予定です。
共通の目標:循環型社会
アルケマは、責任あるメーカーとして、環境への影響を抑えるための意欲的なアプローチに取り組んでいます。バリューチェーンに寄り添った社会へのプラスの影響や、生産活動における資源の合理的な利用のために、自主的なイニシアティブに参加し、リサイクルループを形成して材料を再生しています。
アルケマは、独立した認証機関により認証された、部分的または全面的にリサイクルされたポリマーグレードを提供しており、リサイクルされた高機能材料がバージンマテリアルと同様の特性を持つことを保証しています。