ケンタッキー州カルバートシティにあるアルケマのPVDF生産拠点の15％の能力拡張は、約2000万米ドルの投資であり、市場の発展に見合ったペースと規模でPVDFの世界的な拠点を増やすというアルケマグループの戦略に沿ったものです。これは、リチウムイオン・バッテリーや、成長する半導体およびケーブル市場向けの、米国製高機能樹脂の需要の増加を支えるものとなります。
アルケマのカルバートシティ工場は、PVDF 製造において長い歴史を有します。15%の能力拡張は、電気自動車（EV）や持続可能性を向上させた エネルギー貯蔵システム の製造をサポートするよう設計された革新的なPVDFグレード、およびその他の戦略的市場の顧客による現地製造の拡大に焦点を当てています。
操業開始は2026年半ばを予定しており、北米のギガファクトリーでの生産立ち上げや、現地での半導体能力の大幅な拡張と歩調を合わせていきます。
私たちは、お客様と手を携えてこの一歩を踏み出せたことを誇りに思います。これは、各地域の戦略的産業を支援するために各地域に投資し、グローバル規模で事業を展開するという我々のコミットメントを示すものです。
我々は、需要の進化という現実に密接に対応しながら、この成長を支えるために積極的な投資を続けていきます。
アルケマは、米国、中国、フランスの3つの主要地域でPVDFを生産しており、PVDF供給におけるグローバルリーダーです。
3拠点はいずれも近年大規模な投資を行い、需要の進化に見合ったペースと規模で能力を増強しています。