KEPSTAN® 7002
ポリエーテルケトンケトン ペレットまたはフレーク
製品の概要
KEPSTAN®は、ポリ(P)エーテル(E)ケトン(K)ケトン(K):PEKKをベースとする高性能熱可塑性樹脂で、非常に安定した化学的骨格を有しています。固体状態では半結晶構造を形成し、機械的強度と耐熱性の優れたバランス、優れた耐薬品性、高い難燃性などの優れた特性を有します。
KEPSTAN®ファミリーの中でも、7000シリーズはPEKKの結晶性を有しつつ、結晶性の高い8000シリーズよりも加工温度を大幅に下げられます。低い融点と160°C以上のTgを持つKEPSTAN® 7000シリーズは、真空成型を容易にし、層間接着強度を改善し、内部応力を減らすといった、結晶化速度の遅さが鍵となるすべてのプロセスで高く評価されています。また、これらの特性により、構造用途向けの連続繊維複合材や、連続繊維の有無を問わないフィラメント積層造形(3Dプリンティング)などの分野で特に有効です。
KEPSTAN® 7000シリーズには、非常に低い流動性のグレードであるKEPSTAN® 7001、中程度の流動性のグレードであるKEPSTAN® 7002、および高流動性のグレードであるKEPSTAN® 7003が含まれています。すべて無充填PEKK樹脂で、押出し、熱成形、射出成形、繊維含浸、複合材料の固化および成形技術、フィラメント付加製造など、幅広い溶融加工技術の要件を満たすように設計されています。
KEPSTAN®は、ペレット形状だけでなく、フレークおよび粉末形状でも利用可能で、粒子サイズが異なります。
標準的なパッケージングには、ペレット用の20kgの箱、フレーク用の40kgのドラム、粉末用の10kgの箱が含まれています。
地理的条件
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世界的
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TDS(テクニカルデータシート)
| 変換プロセス | 3Dプリンティング, カレンダ加工, 押出 - 一般, フィラメント押出, シート押出, 曲げ加工 |
| 特別な特性 | ハロゲンフリー難燃剤 (HFFR) |
| 比重(23°Cにて)、g/cm3 | 1.29 |