KEPSTAN® 6003
ポリエーテルケトンケトン ペレットまたはフレーク
製品の概要
KEPSTAN®は、ポリ(P)エーテル(E)ケトン(K)ケトン(K):PEKKをベースとする高性能熱可塑性樹脂で、非常に安定した化学的骨格を有しています。KEPSTAN®はポリアルケトン(PAEK)の一つで特異な構造を持ち、結晶性の制御において他に類を見ない柔軟性を提供します。この特性は、高いケトン含有率と、テレフタル酸およびイソフタル酸構造単位を含む共重合体構造という構造的特徴に起因します。
6000シリーズは擬非晶性に分類され、KEPSTAN®ファミリーの中で最も低い融点・最も遅い結晶化挙動を有しつつ、ガラス転移温度(Tg)は約160°Cを維持しています。これにより、加工温度を320〜330°C程度まで低くすることができ、成形方法や冷却条件により非晶構造または半結晶構造が得られます。
KEPSTAN® 6003 は、無充填・高流動タイプのPEKK樹脂であり、高い流動性を要求される加工技術、主にキャストフィルム押出成形、射出成形、繊維含浸、粉体塗装、接着、溶着、に適合するよう設計されています。
地理的条件
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世界的
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TDS(テクニカルデータシート)
| 変換プロセス | 射出成形 |
| 特別な特性 | ハロゲンフリー難燃剤 (HFFR) |