1994年以来、高機能熱可塑性プラスチックのリサイクルで世界をリードするAgiplastは、2021年にアルケマグループに加わりました。アルケマのVirtucycle®リサイクルプログラムは、Agiplastにおいて現在15以上の認定リサイクルグレードを開発しています。
スペシャリティポリアミドとPVDFは、イタリアにあるアルケマのAgiplastリサイクルセンターで再加工されます。Agiplastでは再生可能な電力のみを使用してメカニカルリサイクルが行われています。アルケマは、ポストインダストリアルおよびポストコンシューマーポリマーの分析および再生に関する独自の専門知識を有しており、その顧客のエコデザインへの取り組みやカーボンフットプリントの改善に貢献する上で理想的な立場にあります。
アルケマは、様々な市場におけるアップストリームおよびダウンストリームパートナーと協力してリサイクル率30%以上の高機能ポリマーグレードを開発しており、主要な認証機関であるSCS Global Servicesの認証を受けています。
SCS Global Servicesの環境認証サービス担当バイスプレジデントであるNicole Munozは、次のように述べています。「製品にリサイクル成分を配合することは、ポリマーの環境負荷を低減し、原料の使用量を削減する優れた方法です。アルケマは、認証されたリサイクル成分を含むポリマーのポートフォリオを拡大しており、炭素を重視する今日の市場において有利な立場にいます。」
アルケマのリサイクル事業と Virtucycle®プログラム のマネージャーであるFrancois Tanguyは、次のように述べました。「高機能熱可塑性プラスチックのリサイクルを30年間続けてきたことは、アルケマが特に誇りに思っていることです。アルケマは顧客と協力して、よりサスティナブルなソリューションを開発しており、Agiplastの広大な知見は必要不可欠です。私たちの顧客は、気候変動や天然資源の枯渇リスクへの影響が少なく、妥協のない性能を発揮できる先端材料を求めています。私たちは、そのようなお客様をサポートできる強い立場にあります。
アルケマと世界中の顧客は、それぞれの要求に合った独自の高機能グレードの開発に取り組んでおり、これは真の資源循環につながる好機でもあります。あるお客様はポリマーをリサイクルループに提供したいと考え、またあるお客様はリサイクル成分を含むポリマーを調達したい、と考えています。