シンガポールにおける植物由来ポリアミド11の世界的な生産能力を50%増強する主要プロジェクトと並行して、アルケマは中国の常熟事業所にポリアミド11パウダーの新しい生産拠点を建設することを発表しました。新しい生産拠点は2023年の第1四半期に稼働を開始する予定です。 この投資は、アジアにおけるアドバンスドバイオサーキュラーマテリアルズの需要の増加をさらにサポートします。
Rilsan® ポリアミド11パウダーは、現在全量をフランスで再生可能なトウゴマから製造しており、靭性・耐久性・軽量性・および多様な加工性といった点で優れた特性と性能で世界的に認められた材料です。 Rilsan® ポリアミド11パウダーは非常に要求の厳しい用途に使用され、耐久性のある家電製品、エネルギー効率に優れた輸送、主に消費者、産業、航空宇宙市場向けの高度な積層造形 (3D印刷) などのメガトレンドによって推進される急成長市場に革新的なソリューションを提供します。
植物由来という本パウダー製品の特性に加えて、シンガポールの新しいアミノ11生産拠点と地理的に近い場所で非常に効率的な製造プロセスを導入することにより、このプロジェクトにおいてアルケマの野心的な持続可能社会の実現に向けた取り組みにも貢献します。
アジアでは、すべての主要な市場でRilsan® ポリアミド11パウダーの需要が高まっており、増強される生産能力によりアジア地域内での製品供給が可能になります。
この生産力の増強は、現在シンガポールで建設中のアルケマグループの主要なアミノ11の生産拠点と密接に関連しています。 このシンガポールの新しい生産拠点は2022年半ばに生産を開始する予定で、アジアでのポリアミドビジネス拡大に向けた4億5,000万ユーロの特別な設備投資計画に含まれています。