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即効性・持続型帯電防止特性

Pebax® 帯電防止グレードは、帯電防止、静電気逸散特性を有します。

多くの帯電防止技術とは異なり、Pebax® 帯電防止グレードは、持続型帯電防止性能を付与することが可能で、メインマトリックス樹脂内に3次元のネットワークを形成します。その結果、カーボンブラックなどと異なり着色が可能で、また相対的に周囲の湿度条件に影響されることの少ない帯電防止ブレンドが可能です。

帯電防止グレード

  • Pebax® MV シリーズ (PA12ベース)
  • Pebax® Rne 30R51 SA 01(植物由来PA11ベース)(データシート US/SI)
  • Pebax® MH (PA6ベース) シリーズ
  • MV1074 SA 01 (データシート US/SI) および MH 1657 (データシート US/SI) は食品接触材としてFDA認証を取得しています。
  • MV1074 SA 01 MED (データシート US/SI) はUSPクラスVI認証を取得しています。

* ポリオレフィン改質用特殊グレードは、北米地域のみで供給が可能です。詳細は弊社までお問い合わせください。

ブロックコポリマー化学の制御

長年に渡り、アルケマはPEBA(ポリエーテルブロックアミド、ポリアミドエラストマー)で高い評価を得てきました。柔軟性と電荷の移動を司るポリエーテルブロックと、強度や耐薬品性を司るポリアミドブロックとを仔細に制御することにより、アルケマは様々な帯電防止性能を有する各種樹脂材料へ適用可能な製品を揃えています。

すべてのPebax® グレードが帯電防止性を備えているわけではありません。電荷が移動可能な経路を形成しうるポリエーテルブロックを有する銘柄のみが帯電防止剤として機能します。

適切な添加量

メインマトリックス樹脂に対してPebax® 帯電防止グレード濃度が低い場合でも、高いレベルの静電気逸散性を発揮します。また、静電気逸散性は、Pebax® の添加量増量により、定常飽和に達するまで上昇を続けます。Pebax® の添加量が限界濃度に達すると、連続した静電気拡散分子ネットワークが完全に形成されます。

Morphology obtained with increasing content of Pebax® antistatic additive in a PE matrix:

対応可能な樹脂および加工方法

  • ABS
  • PS
  • PCブレンド
  • アクリル樹脂 (PMMA)
  • ポリアミド
  • PE, PP*

 

  • 射出
  • 押出
  • キャストフィルム、インフレーションフィルム

広範な用途

  • 貯蔵容器
  • コピー機
  • クリーンルーム防塵表面
  • 医療機器
  • 電子回路パッケージ
  • 電子部品
  • 繊維およびフィルム
  • スプレー先端、ノズル
  • 自動車内装材、表層
*Anti-static performances will depend on both processing conditions and matrix characteristics 
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